多くの人がまずイメージする「there」は、
①There is a textbook on YoYo's desk. (ヨヨの机の上には一冊の教科書がある)
②I have never been there. (そこには行ったことがない)
の「〜がある、いる」「そこ」という意味の「there」を思い浮かべると思います。
思い浮かべるからには、今までにそういった意味で授業で学んできたと言えるでしょう。
ただ、①の用法では注意が必要です。
例えば、「ヨヨは公園にいます」という文を英語でどう言えばいいでしょう。
there を使って There is YoYo in the park. でいいでしょうか?
ここでは、YoYo is in the park. でいいのです。
<ポイント>
there+be動詞、初めて話題にのぼることを言う場合に使われる。
上記の文では、YoYoはもうすでに誰だかわかったことが前提となっています。
そうでなければ
There is a boy whose name is YoYo in the park. (公園にヨヨという名前の少年がいる)
のようにヨヨが誰なのか具体的な描写も交えて後ろから説明する必要があります。
一番わかりやすい例は、物語の冒頭の文です。
例えば、
Once upon a time, there was a boy. He lived in a city called Chichibu.
(昔々、ある男の子がいました。彼は秩父と呼ばれる街(市)に住んでいました)
のように、初めての話題なので、there+be動詞の文が使用されます。
とまあこんな感じです。
そして、またまたThe Beatlesの曲に「There's a place」という隠れた?名曲があります。この曲も「いい場所があるんだ、それはね…」みたいな感じで続きます。
初めて話題にのぼることに聞き手を引き込む。
そんなthereの文のイメージができましたか?
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