2015年6月11日木曜日

人間の記憶について

こんばんは。今日から勤務校では三者面談が始まりました。
おそらく誰しもメインのお話は進路について、そして勉強について。
そして、よく保護者の方から英語教師である 私に聞かれる質問は、
「英語が(うちの子)苦手なんですけれど、どう勉強すればいいのでしょうか」
答えは無数にあると思います。
が、私の答えは、「まずはその日の授業の復習をしてください」です。
一つの理由に、「記憶」があります。
「エビングハウスの忘却曲線」というものを聞いたことがあるでしょうか。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの人間の記憶に関する
実験結果を曲線に表したものです。

その結果は、人間の記憶の保持率は

20分後には58%(ということは20分後には42%は忘れる)
1時間後には44%(ということは1時間 後には56%は忘れる)
 1日後には26%(ということは1日後には73%は忘れる)
1週間後には23%(ということは1週間後には76%は忘れる)
1ヶ月後には21%(ということは1ヶ月後には79%は忘れる)

となります。一概にすべてがそのように当てはまるとは思いませんが、
参考にはなります。
なので、なるべく早めに復習をするに越したことはないでしょう。
テスト1週間前になってテスト範囲を総復習することは脳にとって非常に効率が悪い。
そういう訳で、英語に限りませんが「その日の授業の復習をその日のうちにする(しかも早めに)」ということは重要だと思います。
そして、家に帰ってから勉強ができないという人は、放課後に学校に残り、
短時間でもいいので復習をするだけで、違いが現れてくると思います。

朝の小テスト対策であれば、朝早めに起きて、自宅で単語なり漢字なりを
記憶してみる。そして早めに登校し、小テスト前に再度見直しをすれば
短時間で効果がでるかもしれませんよ!

そんな記憶ネタでの今日の一曲。
私の好きなアーティスト
Matthew Sweet の I almost forgot. (もう少しで忘れるところだった)

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