ついに明日が期末考査初日。
そんな中、今日もきましたよ。
関係代名詞の質問が。
「関係代名詞のwhatの使い方」です。
生徒の皆さんの気持ちよ〜くわかります。
なぜなら、わかりやすい「関係代名詞whatの使い方」と
わかりづらい「関係代名詞whatの使い方」があるからです。
それでは早速見ていきましょう。
まずは、わかりやすい「関係代名詞what」
参考書を見れば出ていると思いますが、関係代名詞のwhatの説明としてよくあるのが、
この関係代名詞whatは「the thing(s) which」を一つにまとめたもの、
という説明です。そして意味は「〜なもの、こと」となりますよ、と。
<例> I'll send you the thing which you want. (君が欲しいものを送ってあげるよ)
これを、関係代名詞whatでまとめると…
I'll send you what you want. となります。
これがわかりやすい「関係代名詞what」です。
ただし、次が問題です。わかりづらい「関係代名詞what」です。
教科書に「関係代名詞what」の使用例としてこんな文がありました。
This area is very(quite) different from what it was 5 years ago.
(このエリアは5年前とはずいぶん違う)
さきほどのわかりやすい「関係代名詞what」の説明を使うのであれば、
This area is very different from the thing which it was 5 years ago.
This area is very different from the thing which it was 5 years ago.
となります。よくわからないでしょう? なぜか。
This area(このエリア)が「もの・こと」でうまく説明できないから。
そう、関係代名詞what = the thing(s) which 、意味は「〜なもの、こと」だ、
と教えるだけだと、この場合の説明が生徒のみなさんにとって訳わからなく
なってくるんです。
と教えるだけだと、この場合の説明が生徒のみなさんにとって訳わからなく
なってくるんです。
そこで、「説明」というより、こうに覚えてください。
「現在の〜の状態(状況)」=what ~ is(are)
「過去の〜の状態(状況)」=what ~ was(were) ※「〜」の部分には主語が入ります。
こうに覚えればスッキリしますよ。
上記の文を再度考察しましょう。
「このエリアは5年前(の過去のこのエリアの状態)とはずいぶん違う」
This are is very different from what it(this area) was 5 years ago.
どうでしょうか? 教科書の他の文も使って見てみましょう。
①She is not what she was ten years ago.
(彼女は10年前(の過去の彼女の状態)とは違う)
②This town is not what it was ten years ago.
(この街は10年前(のこの 街の状態)とは違う)
ほらね? 「過去の〜の状態」=what~was で覚えておけば応用できます。
関係代名詞whatの構造の「説明」になっていませんが、スッキリしませんか?
と、こんな感じでいかがでしょう?
今日のこの質問にぴったりな曲。
Burt Bacharach(バートバカラック)の「What the world needs now (is love)」
「今、世の中に必要なものは愛だ」
これは、わかりやすい関係代名詞のwhatですね。
The thing which the world needs now is love. ってできるから。
これは、わかりやすい関係代名詞のwhatですね。
The thing which the world needs now is love. ってできるから。
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