2015年7月2日木曜日

関係代名詞② whatの使い方。

おこんばんは。
ついに明日が期末考査初日。
そんな中、今日もきましたよ。
関係代名詞の質問が。
「関係代名詞のwhatの使い方」です。
生徒の皆さんの気持ちよ〜くわかります。
なぜなら、わかりやすい「関係代名詞whatの使い方」と
わかりづらい「関係代名詞whatの使い方」があるからです。

それでは早速見ていきましょう。

まずは、わかりやすい「関係代名詞what」
参考書を見れば出ていると思いますが、関係代名詞のwhatの説明としてよくあるのが、
この関係代名詞whatは「the thing(s) which」を一つにまとめたもの
という説明です。そして意味は「〜なもの、こと」となりますよ、と。

<例> I'll send you the thing which you want.  (君が欲しいものを送ってあげるよ)

これを、関係代名詞whatでまとめると…
   I'll send you what you want.   となります。

これがわかりやすい「関係代名詞what」です。

ただし、次が問題です。わかりづらい「関係代名詞what」です。


教科書に「関係代名詞what」の使用例としてこんな文がありました。

This area is very(quite) different from what it was 5 years ago. 
(このエリアは5年前とはずいぶん違う)

さきほどのわかりやすい「関係代名詞what」の説明を使うのであれば、
This area is very different from the thing which it was 5 years ago.
となります。よくわからないでしょう? なぜか。
This area(このエリア)が「もの・こと」でうまく説明できないから。
そう、関係代名詞what = the thing(s) which 、意味は「〜なもの、こと」だ
と教えるだけだと、この場合の説明が生徒のみなさんにとって訳わからなく
なってくるんです。

そこで、「説明」というより、こうに覚えてください。
「現在の〜の状態(状況)」=what ~ is(are)
「過去の〜の状態(状況)」=what ~ was(were) ※「〜」の部分には主語が入ります。

こうに覚えればスッキリしますよ。
上記の文を再度考察しましょう。

「このエリアは5年前(の過去のこのエリアの状態)とはずいぶん違う」
This are is very different from what it(this area) was 5 years ago.

どうでしょうか? 教科書の他の文も使って見てみましょう。

 ①She is not what she was ten years ago. 
                (彼女は10年前(の過去の彼女の状態)とは違う)

 ②This town is not what it was ten years ago.
                   (この街は10年前(のこの 街の状態)とは違う)

 ほらね? 「過去の〜の状態」=what~was で覚えておけば応用できます。

 関係代名詞whatの構造の「説明」になっていませんが、スッキリしませんか?

 と、こんな感じでいかがでしょう?

 今日のこの質問にぴったりな曲。
   Burt Bacharach(バートバカラック)の「What the world needs now (is love)」
 「今、世の中に必要なものは愛だ」
  これは、わかりやすい関係代名詞のwhatですね。
  The thing which the world needs now is love. ってできるから。

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